1948-04-27 第2回国会 参議院 治安及び地方制度委員会 第11号
よつて現行の議會の議決又は選擧がその權限を超え、又は違法な場合、議決が收入支出に關して執行することができないものがあると認められる場合、及び法令による經費又は義務に基く經費、乃至は非常災害による應急復舊費、若しくは傳染病豫防費の削除乃至減額がなされた場合に限つて、認められている特別の拒否權の外、新たに一方で議會の權限の擴充を圖るのに對應しまして、他面、長に對して一般的の拒否權を與えることとしたのであります
よつて現行の議會の議決又は選擧がその權限を超え、又は違法な場合、議決が收入支出に關して執行することができないものがあると認められる場合、及び法令による經費又は義務に基く經費、乃至は非常災害による應急復舊費、若しくは傳染病豫防費の削除乃至減額がなされた場合に限つて、認められている特別の拒否權の外、新たに一方で議會の權限の擴充を圖るのに對應しまして、他面、長に對して一般的の拒否權を與えることとしたのであります
それが最近三箇年間における災害の應急復舊費の一箇年平均額は、四十七萬三千圓を要したのであります。しかるにこの合同用水工事は、過去十年間にきわめて小部分の水路工事と、段原樋門を改築せられたのみでありまして、あまりに進捗をみていないのでありまして、これははなはだ遺憾とするところであります。どうか右の事情を御了察の上、速やかに合同用水改良工事の竣成するよう御高配をお願いいたしたいのであります。
○根本委員 次に、この前も申し上げたことでありますが、重ねて申し上げたいことは、應急復舊費の問題でありまするが、第二・四半期までの補助金が出ておりまして、これが現實に工事になつております。しかるところ第二囘の風水害によりましてせつかく公共土木關係あるいは農林關係についての工事がまた洗い流されておるのであります。
以上のような方法によりまして、各省の立てました方策をそこに持ちよりまして、動かしていくことにいたしておるのでありますが、一方豫算的處置の方を申し上げますと、八月二十二日の東北地方の水害は、主として土木、農林省の耕地關係、あるいは山林關係に非常に大きい被害がありましたので、二十二日の閣議でもつて、内務省關係の應急復舊處理に對しまして、とりあえず二億二千萬圓、農林省の耕地關係と山林關係の應急復舊費に對しまして
これが復舊に關しまして、どのくらいの經費がかかるかと申しますと、大體應急復舊費としまして一億數千萬圓、本復舊費といたしまして、應急復舊と合計して全體の金額が約五、六億に達する見込みでございまして、意外に災害の状態は廣範圍にわたつておりますので、これが復舊に對しては相當な金と資材とを注ぎこんで、今後やつていかなければならぬと考えております。
○平野國務大臣 もう一遍申しますと、今囘の災害復舊に對する農林省案というものを立てまして、その内譯が先刻申し上げたように、應急復舊費と、とりあえず肥料農機具等に對する融資、これが合計三億六千萬圓、これを大藏省に對して要求して通つて、その支拂分が今ここで申し上げたような形になつておる。こういうわけであります。